今週はトランプ関税のドタバタで慌ただしい一週間を過ごし、
従来のアメリカを信じる前提は崩れて積立戦略を変更することにしたので考えをまとめておく。
本サイトを投資ブログにする予定はないので具体的な銘柄とか金額とかPF等投資歴は記載せず
自己責任とか余剰資金で云々とかの解説記事でもない素人の感想です。
◇積立設定の変遷まとめ
2024年まで 全世界株式に100%積立とか色々。
2024年から 米長期国債に100%積立
現在(今回変更後) 全世界株式25% 米長期国債25% キャッシュ50%積立
基本的にバイアンドホールドでリバランス以外の売却はしないタイプの投資を行っていて
これまでの積立設定については2024年からこれは流石に株高になっていると判断したので、
(教科書論的には逆相関で)4%強の利回りが高い米長期国債に変更し毎月積み立てを行ってきた。

今年1月にトランプ就任し小さな政府志向で関税での税収増なら利回りは今後下がるので、
4/7の関税ショックの全面株安でお財布に打撃は受けたものの高みの見物をしていて
利回り4%切ってから考えようかなと積立設定を変更する必要性は感じていなかった。

しかしそこから4/9に米国の信用問題に波及し株式・通貨・債券のトリプル安がやってきて、
米国債が安全資産からリスク資産になったとしか思えない値動きをし始めた。
1月も同水準の利回りでしたがドル円155円から143円で金利上昇&円高になればこうなるか。

この急激な利回り上昇の理由は日中の機関投資家の米国債売りとされていて、
農林中金がバーゼル規制の米国債大量売りで関税90日間停止に繋がった説は
フィクション小説としては面白いものの根拠は今の所何も存在しない。
→農林中金の理事長が公式に否定(2025/4/14追記)

これマジな話をすると、農中って農林中央金庫法という金融機関もビックリの個社単独の法律に縛られていて、株式保有に制限があるから外債ぐらいしかまともな投資先がなかったんですよ…
— もっけもっけ@新居に引きこもり (@Highly_Airtight) April 10, 2025
あまり、農中を責めないであげてください…🥹 https://t.co/nSAlrnXcSH
そんなこんなで2024年に積立設定変更した際に前提となっていた、
アメリカについていけば問題ないぜ情勢は消し飛んだので積立設定を考え直すことにした。
先ずはこれまでの積み立て設定の反省からですが
リスク資産の全世界株式から安全資産の米国債への積立変更が誤っていたとは考えてなく、
バフェットは株を売却し米長期債は買わず現金比率を高めていましたが
去年の段階でトリプル安を予想して金や現金比率高めれば良かったというのは結果論でしょう。
その為後悔はありつつも全く反省はしていないので考え方は変更しないとして、
株価については高いと思っていた2024年の株価からは関税ショックで下落し
少し高い程度の基準にはなったので全世界株への積立を再開することにした。
関税ショックで信用取引勢は焼かれたもののNISA等の現物勢は元気なので余力は投入しない。

米国債については最早トランプを信じるか・3期目に挑戦するかどうかの価値判断になりますが、
今回の関税一時停止は事前計画ではなくトランプが金利上昇を嫌ったからという立場を取るので
これ以上の金利上昇は(あまり)ないとして米国債への積立は継続しアメリカを信じる。
しかし今後の関税交渉で今よりも更にドル安円高になると思っていて
マクロ経済ではなく政治問題で円高になるのであれば今は円で貯めておくべきで、
2026年に1ドル130円になってもおかしくないなとふんわり思っています。
今の普通預金金利は0.2%なのでもう少しリスク積んだ国内債券への投資を考えたものの
1年後に償還される利回り1%程度の債券が既発債券含めて楽天証券になかったので断念。
国内債券の投資信託は利上げ局面なので向いておらず、
更に短期債ファンドも信託報酬が高めだったので除外し現金を増やしておく。
1年後に10円もの円高を見込んでいるのであれば全部現金にするべきではあるが
そこまで自分の予想と心中できないので為替がどちらに転んでも良いように、
キャッシュ(円)50%積立に加え全世界株式25% 米長期国債25%として
誰がどうみても不確実な情勢なので余力を高めつつの分散投資とした。
去年以前の株式無しの100%米国債積立のディフェンシブスタイルに引き続き
この一年程度も75%を無リスク資産で積み立ててやり過ごしますが、
それにしても宗教戦争扱いしていたS&P500vsオルカンがこんな形で決着とは意外でした。
コメント