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雑記

魔法少女ノ魔女裁判お勧めネタバレ無し感想記事

無事にゲームクリアして橘シェリーちゃんの高まっちゃいますよね〜!状態なので感想です。
序盤でゲームに慣れた予想を期待以上の方向で外してくるのが巧いなと感じ入るゲームで、
自分の予想が身勝手なものだったと痛感する体験が味わえました。

ブランド第一作のゲームなので面白そうを先行させ落としどころなくシナリオを展開させずに、
随所で驚かせてくれた波乱万丈な展開を見事に畳んでくれたのが非常に好感度高い。

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Thirteen girls awaken, only to find themselves in a prison. What awaits them: a Witch Trial. Help them prepare for the t...

どんなゲーム?

ある日突然牢屋敷に閉じ込められた13人の魔法少女達は、
ストレスによる時間経過で殺人衝動に抗えなくなってしまう魔女予備軍だった。
そして牢屋敷から脱出出来ないままに魔女化による殺人事件が発生し、
魔法少女の討論によって犯人となる魔女を選定し処刑する魔女裁判が執り行われる。
1つの事件が発生する度に被害者と犯人が次々に死亡し助かる未来は無いと絶望する中で、
何故牢屋敷に閉じ込められたのか。そして魔女とは何かの真実に迫っていきます。

感想

先ずはネタバレ無しで盛り上がりを伝えてくれた周辺の環境に感謝したくなったゲームでした。
数々の殺人事件を裁判で解き明かすゲームなので誰が誰にどんなトリックで殺されたのか、
その分かってしまうと興ざめな事件の概要が発売3ヵ月が経過しても一つも回ってこなかった。
SNS以外の匿名掲示板を見ていてもネタバレ情報は作品スレのみだったリテラシーに感謝です。

その面白いという評判だけを知ってSteamストアのレビュー内容も一切見ないで買ったので、
クリア時間も分からずにフルプライスではないので10時間程度でそろそろ終わりそうかなと
ゲームシステムは価格にしては良く出来てたがシナリオはまぁこんなものかなと思ったが
そこからその印象が一挙に覆っていく後半の伸びが凄まじかった。この価格でこれは凄い。

十数時間の進行度で見切りをつけようとする方はまだ早すぎる作品で、
インディーズゲームの完成度ではなくフルプライスでもお勧めだと素直に思えました。
クラファンで目標金額の3,340%もの大成功を収めた後に人気になってから知った人ですが、
これ程のゲームになって遊ばせてくれた5,066人の支援者の方ありがとう…となり
そのクラファンの経過は知っていたのでEDの名前も感謝と共にしっかり見てました。

魔法議論ミステリ×ADVデスゲーム『魔法少女ノ魔女裁判』を、最高の形で届けたい!
議論ミステリ×ADVデスゲーム「魔法少女ノ魔女裁判」開発のために、みなさまのお力が必要です。魔法の存在する独自世界観×裁判を組み合わせたADVゲームです。少女たちの救いのない物語を最高の形でお届けするため、ご支援のほどよろしくお願いします。

好きなキャラクターは主人公桜羽エマちゃんで、
気弱な主人公が仲良しグループ作って敵に立ち向かうこの主人公は最初正直気に食わなかった。
裁判はプレイヤー自身による操作によって主人公が動いて実に明快に進んでいきますが
窮地でも協力しようという意気込みだけは立派な基本的に状況に動かされる主人公で、
この娘が主人公である必要性ある?もっと個性強くした方が良くないかとまで思ってましたが
その感情を見事に反転させた十分に魅力的な個性を見せてくれました。

どこか薄っぺらいと思い作中のキャラクター同様に見下していた主人公の信念が
彼女視点から離れて見てみるとこいつ怖いなと思わせてくる構図からリスペクトへ。

ゆるふわ被害者ぶりガールだと判断し好感度が低かった所からの揺れ幅が良かった。

ゲーム内容ですが魔法少女らしく魔法が駆使された殺人事件のトリックが独創的で、
その魔法をそう使うのかと驚かせるギミックも次々に出てくる。

単純にその魔法が使えるから解き明かす前から犯人が一目瞭然に決まるようにはなってなく、
あくまでも議論と推理によって状況証拠を積み上げて犯人を炙り出していく過程も楽しめた。
また多数の事件が起こるミステリゲームは人を殺す動機が軽いなと思うこともあるのですが、
時間経過で魔女という化け物になる過程でどんどん殺人衝動が増していく設定で腑に落ちる。
そしてこの設定で自分達は魔女になって処刑されるか魔女に殺されるかの二択となって、
追い詰められた少女達がそれを防ごうと新たな動機が生まれてくるのも新鮮な展開でした。

更に13人もの少女達全員に見せ場があることからもその完成度の高さを伺わせられて、
沢山キャラクターが登場するので最初は顔と名前を一致させるのも大変だった中から
情状酌量の余地ない完全悪だろ…と思うキャラクターでもそうはならない一面も描写される。
背景描写からしっかりと感情移入させられるので犯人が処刑されてしまうのが悲しくなれます。

ゲームシステムは初心者にとても親切な設計となっていて、
裁判パートでは逆転裁判やダンガンロンパと同じく矛盾を突きつけていくのが必要な中で
矛盾の選択を間違えても特にペナルティがなく時間制限こそありますがその余裕は沢山ある。

自分がタイムアップになってセーブデータをロードしたのは一回だけでした。
またプレイヤーが裁判の中で矛盾を突きつけて成功すると発生するカットインが爽快な中で、
他人からも容赦なく強制的にカットインしてくる演出にも盛り上がらせてもらいました。

裁判以外のアドベンチャーパートでの行動の選択肢もBADENDになる選択が表示されていて
END後に直前の選択肢に戻れるので安心してBADEND回収して正√に戻れる至れり尽くせり。
特につっかえる所がなくストレスというものを感じないゲーム攻略過程で良かったです。

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