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やる夫スレ

やる夫スレで王道ファンタジーを描き切った大作「やる夫の魔王の道」

やる夫の魔王の道 まとめ | AAまとめブログ
やる夫系のまとめブログだよ

全24話オリジナルファンタジー長編完結作品。
唯の行商人だったやる夫が魔王軍に入隊したことから始まった魔王となる立身過程を、
笑える日常とシリアスな戦争描写を織り交ぜて描ききった名作です。

キャラクターの生き様に魅せられる王道ファンタジーをご覧ください。

非常に美味しい苺飴を各国で売り歩く行商人な主人公やる夫は、
偉い騎士に嫌われて直ぐに国を出ていかなくてはいけなくなってしまった。
そのやる夫を隣国の情報収集任務に出ていた魔王軍のやらない夫と翠星石が拾ってくれて
特に行く当てもなかったやる夫は魔王が治める国へ向かうことに。
しかしこの魔王の国で魔物に食われずに無事に生活するには、
軍内での殺生禁止の規律が敷かれている魔王軍に入隊する他なく配属された魔王軍では
自分のこれまでの行商人として様々な国を回りながら自炊してきた料理の腕を生かして
絶望的に不味すぎた魔王軍全体の食生活を改革することに成功する。

それから数年が経過しやる夫の作る兎に角美味い食事に夢中になる魔王軍に
やる夫も馴染んで仲間が出来る充実した毎日を過ごしていた所、
他国が魔王軍に向けての開戦に備えた準備が着々と行われていることが判明。
魔王直属の後方支援部隊の隊長として出世したやる夫はこの大戦に向かって行きますが
厳しい戦局を前に数々の仲間が命を賭すシリアスな戦いが続いていく。

果たして謎に包まれた魔王Lの正体とその企みとは。そして何故やる夫は魔王になるのか。
それが明らかになる終盤から数々の感動的な展開が読者を襲います。

本作は物語の構成が本当に上手い作品となっていて、
序盤から中盤にかけては日常描写からコメディを挟みキャラクターの魅力を引き出し、
徐々にやる夫の過去を始めとした伏線が回収され盛り上がる終盤が素晴らしい。

それまで丁寧に描写されたからこそキャラクターの生き様が映えていく終盤となり、
まさか読み返しても尚でっていうで泣けるとは思わなかった。
やる夫スレだからこそ見れる各原作キャラクター達の新たな一面が今でも新鮮です。

そして主人公やる夫が唯の一般人から魔王となった成長過程についても
決して楽で平坦な道のりではなかったからこそ全く違和感なく描写されていて、

特にこれまでの経験を生かして絶望的な戦場を料理で救った21話の展開がお気に入り。
そんなキャラの魅力と話の構成とどれも素晴らしい完成度なので是非一読してみて下さい。

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コメント

  1. 匿名 より:

    懐かしいなぁ
    終盤のお茶会での会話
    なんだか違和感があるような……からのネタバラシは衝撃だった
    どのキャラクターもいい奴で応援したくなる
    そんな作品だった

    • 夜市よい より:

      コメントありがとうございます!
      一人分が足らなかったお茶発覚時は思わず読み返しました。
      やる夫やらない夫翠星石のYYSを始めやる夫スレの名役たちは今読んでも飽きず魅力的です

  2. EXAM より:

    ちょっと前に読み返し終えたところなのでいいタイミングでした。
    なんというか、いろんなキャラが他者への愛のために頑張って苦しんでいるのが理解できて、つらさと嬉しさがいろんな方向からやってくるって感覚でした。
    個人的にはでっていうと誠が推しでした。夜市さんは誰が好きでしたか?

    • 夜市よい より:

      EXAMさんコメありです!
      自分も誠とでっていうで、最初はただのかませ役と思っていたらどんどん深堀りされて良いキャラクターになってくれました。

  3. 匿名 より:

    キャラの掘り下げが上手いですよね
    次回作も好きだけどエタってしまったのが残念

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