先週スコップした新作の中から特にお勧めしたい4作品の紹介です。
まものグルメ

異世界居酒屋「のぶ」でお馴染み蝉川夏哉さんの現在3話連載作品。
ファンタジー世界に異世界転移した主人公が屋台で大人気ハンバーガーを売っていく中で、
それを気に入った客によって世界を救う為に奮闘している遠征隊への伝手が出来ていく。
そしてどうやら主人公の作る料理は美味しいだけではなく不思議な力が宿っているようで、
その力を活用した変革過程と美味しそうな料理描写が期待です。
キマイラ文庫発作品なのでこれからゲームとコミカライズ化が予想されますが、
それに相応しい大作の予感が未だ3話読んだこの段階でもしています。
引退したソシャゲに異世界転移したらヒロインが全員病んでた件
現在5話2万文字のオリジナルファンタジー長編作品。
ストーリーに飽きて架空のソシャゲを引退した主人公が気づけば転移していたのは、
主人公がいないことでバッドエンドを迎えた未来のソシャゲ世界だった。
絶望的な世界で摂食障害になっていたりと完全に病んでいるヒロイン達と出会いながら、
このままでは自分も敵に敗れて死んでしまう為に世界を救うべく奮闘していきます。
人類を救う為に奮闘し続けている表面上は正気に見えるヒロイン達が
主人公だけにはステータス画面で凄まじい状態になっているのが分かるギャップが良く、
闇深さを感じる世界観と共に主人公がどう彼女達を救っていくのか楽しみです。
日本本土決戦 1998年8月、BETA皇土へ侵攻す
全4話4万7千文字の原作マブラヴ短編完結作品。
第二次大戦で敗北せずそのまま大日本帝国が続いている状態でBETAが侵略してきた。
満州防衛から核兵器を炸裂させ続けてもBETAに敵わず撤退戦を続け朝鮮半島も陥落した
日本軍が住民退去確認なしの全面核使用を織り込んだ決死の本土防衛計画を見せていきます。
人道よりも戦争のための合理性をとことん優先させた展開がとても新鮮でした。
なんかおかしなおとぎ話

現在10話連載中のオリジナルファンタジー長編連載作品。
ただのしがない小悪党だったやらない夫が娼館の女の子を大金払って購入したことで
彼女に夢を見せる為にも法的に合法でまっとうな仕事での一発逆転で金持ちになるべく、
数千人が住んでいる蛮族の街を襲撃し大勢の蛮族を拉致しての人身売買を決意する。
その人生逆転の一手から思わぬ方向に話が転び続けていきます。
やらない夫の何処までも都合の良い自論に対して容赦なく突っ込みが入れられていくも
結局「なんかおかしなおとぎ話」に終着していく空気感が良く、
トリップで作者が分からなくても作風で誰かが一発で分かる力は健在でした。
記事紹介ツイート
今週のお勧め新作ピックアップ記事を投稿しました!
— 夜市よい (@yoichi_041) August 18, 2025
・まものグルメ
・引退したソシャゲに異世界転移したらヒロインが全員病んでた件
・日本本土決戦 1998年8月、BETA皇土へ侵攻す
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